ミスチル・桜井さんの服。

ミスチルの桜井和寿さんがライブで着ていた
ステージ衣裳、人を通じてプレゼントされちゃた。。
日本のミュージシャン、桜井さんと佐野元春さんと
坂本龍一の3人だけしかファンでなく、
(自分のなかでスリーSと呼んでいるww)
邦楽ではライブもこの3人しか行ったことないくらいなので
もう、超嬉しい。。。
sakurai

ちなみに、ファッションデザイナー・松本与(ato)
による服です。
2ケ所にホックがあり、、

はずすとこんな感じに。このブランド、それぞれパタンナーの
名前も入るのですけど、これはデザイナーの松本さんが
直接てがけたもののようです

IMG_1292

で、着てみた。
IMG_1310

あ、こっちの写真のほうが実際に近い色合いです。
ただ、特殊なとてもしなやかな記事で、光りの加減でも
微妙に色合いの見え方が違ったりします。。

秋になったら、たまに着てみようかな。。

ありえない本。

罪もない子供たちを連続殺人していったやつなど
本来、即刻死刑でも構わんではないか、くらいに
(死刑論でなく、あくまで感情として)、
思ってるが、そんなやつの出した手記などに
誰も興味など示さないでほしいものだと、個人的には
思う。弁解無用な残忍なことしてるのだし。。

そういう人間をまったく相手にしないことこそ、
社会の成熟のような気さえする。。話題にのって、
すごく本が売れてるようだけど、そんなやつの文を
カネはらってまで読んであげて、印税で儲けさせてあげる
なんて人が良すぎるとさえ思える。。結局、話題性や
メディアの力で、社会はこんな風にいとも簡単に
動かされるのか。。もしもかりに、
どんなに素晴らしい文章を書いていたとしても、
また、犯人の心理を勉強できることが書いていても、
自分は無視したい。無関心なのではなく、無視をしたい。

本来ならば一生かけて反省しつづけても足らないだけの
そして消えることなき大罪を犯しておきながら、いうなれば
その自身の殺人罪をネタにした本を出し、
それでその身が潤うなんて、いったいどんな文化なんでしょう。。
って思います。。というか、そんな文章かいてる暇があるなら、
一生かけて、(たとえ受け取ってもらえなくても)被害者家族に
反省文を書き続けるべきかなとも思います。。協力してる出版社、
編集者、そして大々的に本を並べてる本屋などにもその見識を疑う。。

この手の本がベストセラーになるのなら、これから先も、
センセーショナルな殺人事件をおかしたやつたちの手記本が
流行ったりする恐れがあり、それはあまりにおかしいと思うし、
なかには逆に、有名人になりたくて殺人犯になるなんてやつまで
出てしまうかもしれません。
そういう世の中には、断じてなってもらいたくないものです。。

絵の二大要素

美術の世界では、マチエールって言葉、
非常によく使うフランスの言葉のだけど、
その対比する言葉を調べてみたら、
エスプリだった。。

マチエールは原義が物質で、エスプリは心の働き。。
アートではマチエールって絵肌とかそういう意味合いで
つかわれ、一方、エスプリは文学などで「機知」みたい
な使われ方をしている。エスプリが効いているとか。。
そして、アートではこのマチエールとエスプリ、
かなり両方大事なんだな。。。。たとえば、実際、技術ばかりが
すばらしくてもつまらん絵も世の中いろいろあると思うし、
せっかく斬新でいいアイデアのユニークな絵でも
あまりにも稚拙な技術なものもある。。
両方兼ね備えてると、やはり人目にひく良い作品と
なりやすい。。画家としてだけでなく、ギャラリスト的な
見方からもふとそんなことを思った。。。

手のひらサイズのアート展、開催中♪

画廊の企画グループ展である、
<手のひらサイズのアート展>開催中。

スクショ

↓ 私のブース。。
IMG_1102
初日にすでに6作品のご注文をいただいた。。
感謝申し上げます。。。

42名の作家のミニチュア・アートの年に一度の祭典、
2日間ですでに120作品以上のご売約。。。本年も大盛況。。。

(水曜は定休です。)
また木曜より宜しくお願いします。。

画家とモデル

Kishida_Ryusei_Young_Girl_Standing
東洋のモナリザとまで評される名作の誉れ高い
岸田劉生の「麗子像」(いろいろシリーズある)。
まぁ、でも実際、かなり、好みの分かれる作品でもある
と思う(笑)。それはそれとして、美術の世界の場合、
女性を描くときでも、たんに可愛く描くとか美しく描く
といった世界だけじゃなく、その逆も多い。。。
モデルとなってくれる人は、できるだけ美しく描いて
もらいたいと思うのだろうけど、画家がめざすところは
たんにそうじゃないってことも。。昔よんだ記述で記憶が
曖昧なのであるが、ルノアールとかでも、モデルに
こんな顔イヤ!と怒られたことがあるらしい(笑)

梵 寿綱(1)

vomju
<YUGENISM〜抽象と感情移入〜>

梵 寿綱(ぼんじゅこう)作

シカゴ芸大時代における
貴重な処女作。
F8号サイズ。
銅板と七宝による作品。

梵寿綱(ぼんじゅこう)〜プロフィール〜

日本を代表する芸術建築家。
日本のガウディと呼ばれ、
ガウディ様式やアールデコ様式に
オリエンタルリズムを組み込んだ芸術建築を
日本各地に建てている。

第一期

誕生から米国留学を終えて帰国するまで。

履歴

1934年01月        東京浅草に生まれる 本名 田中俊郎
1956年03月        早稲田大学理工学部建築家卒
1956年04月〜1958年9月  施工会社株式会社中野組入社:現場監督
1958年09月〜1962年1月  梵建築設計事務所代表
1962年02月〜1964年6月  アメリカのシカゴに留学
1962年03月〜1962年9月  ハウスアンドガーデン誌にインテリアデザイナーとして勤務
1962年09月〜1964年2月  シカゴ美術館付属の美術学校入学
1963年04月〜1964年4月  レミントンランド図書館企画部に空間デザイナーとして勤務
1964年02月〜1964年8月  アメリカ各地とニューヨークの世界博及びメキシコ各地を旅行

実績

1963年03月        東京三宅坂の第一国立劇場競技設計佳作入選
1963年04月        シカゴ芸術家連合主催の絵画展入選
1963年06月        シカゴ美術館ギャラリー公募絵画展入選
1963年08月        シカゴ芸術祭絵画部門三位に入賞
1963年10月        シカゴ大学主催 MOMENTUM2 展佳作入賞
1964年02月        シカゴ芸術大学学生展絵画部門入賞

<第二期>

帰国から株式会社梵 設計作務室を設立し、梵寿綱を名乗るまで
この時期に田中俊郎は
多くの分譲マンション・商業ビルや事務所ビル・地域開発・リゾート開発の計画
個人住宅等を手がけ発表した。

履歴と業績

1964年09月        アルミ使用のリゾートハウス競技設計二等賞
1964年10月        木造プレファブ住宅競技設計三等賞
1965年04月〜1968年3月  国士舘大学建築家講師:建築システム論
1965年09月〜1966年9月  施工会社北野建設設計部次長
1968年10月〜現在      株式会社 梵 設計作務室設立:代表取締役
1966年11月〜1968年3月  株式会社・日産建設技術研究室設立:主任研究員
1967年04月〜1970年6月  株式会社・都市開発中央研究所:主任企画員

1968年12月        最高裁判所設計競技選外佳作

<第三期>

履歴と業績

1974年06月  梵寿綱と名乗り梵寿綱と仲間たちを結成

1975年09月  Art Complex01  阿維智:彼岸への誘い
宮城蔵王に建つ会社保養施設
1977年06月  Art Complex02  秘羅禧:ルボア平喜(第一平喜ビル)
板橋区に建つ住宅金融公庫融資の賃貸アパート
1979年01月  Bega Chakras1  展覧会:賢者の石
展覧会と講演会:東京新宿の壁装館ギャラリー
1979年03月  Art Complex03  斐(酉篇に豊)醴祈:ルポア平喜南池袋(第二平喜ビル)
豊島区に建つ住宅金融公庫融資の賃貸アパート
1984年09月  Art Complex04  和世陀:幻想の響き
新宿区に建つ分譲アパート
1985年06月  Art Complex05  無量寿舞:生命潮流
東京都東大和市に建つ特別養護老人ホーム
1988年05月  Bega Chakras2  展覧会:技芸の輝き
新宿区副都心NSビル大ホールでの工芸品の展示
1988年08月  Art Complex06  Mundi Animus:精霊の世界
豊島区に建つ賃貸アパート
1989年11月  Art Complex07  La Porta Izumi:泉の門
杉並区に建つ賃貸アパート
1990年11月  Art Complex08  Royal Vessel;輝く器
豊島区に建つ小商業ビル
1992年06月  Bega Chakras3  展覧会:生命の響き
代々木公園大テント内における空間展示イベント
1992年06月  Art Complex09  性源寺:彼方から彼方へ
いわき市の曹河宗の名刹性源寺の庫裏及び客殿
1992年09月  Art Complex10  舞都和亜:心の響き
杉並区に建つ住宅都市整備公団の民間賃貸住宅

(上記、http://www.vonjourcaux.com/より抜粋)

以降、現在に至るまで、数々の芸術建築設計に携わる。

個展の成功の仕方(2)

FACEBOOKで第1話を書いてみたら、なんだかけっこう好評で
多くのシェアやコメントももらえたので、、
では、あまり間をあげず、第2話をはじめたいと思います^^

まず、前回の話しをちょっとおさらいすると、
いきなりの個展より、あちこちのグループ展などで
多くの美術ファンの目に触れるようにして、
そのなかで「自分のファン」を少しずつ増やしていった
うえでの個展のほうが効果ありますよ〜ってことを
あれこれ説明した。年に10人、自分のファンを増やせば
10年で100人。もちろん、全員が個展に来てくれるわけでは
ないでしょうけど。。
と同時に、SNSやブログなどでも、制作記や作品発表
などを通して、自分の作品に関心もってくれる人を
増やしていったほうがいい、そういうきっかけ作りもまた
とても大切!たんに絵を描いてるだけでは、あまり人にも
知られないまま、個展開いても閑古鳥になりやすい、、
みたいな話しをした。。
ちなみに、手前味噌だが、僕の去年や今年の個展、
それぞれ150人くらいは来てくれたかな。。
といっても、1日あたり15人くらいだけど。。

あと、アートといっても、やはり制作費とか、
グループ展ならグループ展の参加費、そして個展なら
個展の会場費と、作家活動はたいへんにお金がかかる。
好きでやってることとはいえ、そして何もそれだけで
食べていこうと思ってないにしても、ひたすら何年も
赤字ならば生活を圧迫するわけだし、家族など身近な周りの
人たちからの理解さえ、だんだん厳しいもんになってくる
かもしれない。なるべくならば、いつまでも赤字発表会は
避けたいものである。。

と、なかなか、次の本題に行けなく恐縮であるが、
ここで、知らない人のために、個展にも大きくわけて、、
(もっといろいろ分けれるけど)2種類あることを
しるしておきたい。
ひとつは前回も言ったように「レンタルギャラリー」という
スタイル。普通は、作家をはじめたばかりの人、はたまた
数年の人はとくにこのスタイルが中心となる。
レンタルギャラリー、いわゆる「箱貸し」ってことで、
展示スペースを1週間10万とか20万とか払って
個展をすることを言う。。特に首都圏はけっこう高いです。
基本はDMから接客から、なにからなにまで自己運営です。
ワタシのギャラリーもたまに空いてる期間を(年に1〜2回だけど)
1日1万あたりで貸したりしてると書いたが、ぶっちゃけ、
うちの場合、その金額だと1日当たりの家賃とスタッフの人件費で、
ハッキリ言って、ギャラリー側も利益がない(なんと良心的・笑)。
でも、会場費をギリギリにしてるかわりに、そのかわり売れたら
販売コミッションを頂くことで成立してる。いちおう、レンタルの
場合は、現在20%。なるべく作家さんに負担をかけたくないという思い
でやってるつもり。。うちのようなそうした形態とは別に、
あらかじめ、鍵とかあずかって、接客から何から、全部自分でするところは、
そのぶん、コミッションは0というところもあります。。ただ、
いずれに形態にしても、都心で、それなりの場所で個展開催する場合、
けっこう場所代だけでもいいレンタル料が必要となります。

少し脱線した気もするがともあれ、そういうわけで、
ある程度の元はとれないと、発表のたびに、赤字がかさんでいきます。
どんな作家も最初は知名度ゼロみたいなところからスタートするので
多少の赤字は宣伝費的に捉えても仕方ないけど、10年とかずっとやっても
そうであるならば、いろいろとやり方を見直すべき点があると思います。。
売れようが売れまいが関係ないほどに潤沢な活動資金がある人は別だけど。。

そして、それからもうひとつ、個展には「招待展」というものがあります。
こちらはなんどやっても、基本、作家側は、赤字発表会とはなりません。
なぜならば、「招待」なので、会場費はゼロだからです。
そのかわり売れたら、コミッションを頂くということで
ビジネスが成立しております。もちろん、前述のように、画廊も
高い賃料、人件費、その他、宣伝費、さらには儲かっても事業税など、
いろいろと経費がど〜んとかかっている上、売れなければ
画廊側が「赤字」のリスクを背負うことになるので、
当り前ですが、コミッションはそれなりに高いです。レンタルギャラリーに
対して、こうした形態を中心とする画廊は、企画ギャラリー、
コマーシャルギャラリーなどと呼ばれています。
一般的には、このスタイルをとる多くの画廊が、相場的に50%です。
メジャーでゴージャスなところならもっと高いところも普通にあります。。
あと、デパートなどの個展の場合では70%前後が(デパートにもよるけど)
その相場になります。。

ただ「招待展」の場合、100万売っても、50万とか30万とかの
取り分にはなります。。まぁ、でも、作家さん側は赤字にならないという
とても素敵な保証があり、またこの場合、70%っていっても、
デパートなんかでは、普通、大手の新聞とか、駅の中刷りとか、
ど〜んと広告もしてくれるし、それによって作家自身も知名度上がるので、
妥当といえば妥当ではとも思います。広告費もまたかなり高いですから。。
ともあれ、作家はたんに自分の感覚で、安いとか高いとかでなく、
こうした背景もしっかり理解しておく必要があります。
ごくたまにだけど、そういうこともわかっていないで、
ブログとかで売れても50%も取られるらしい!とか、まるで
意味なく搾取してるかのように感情的ネガティブに書いてる(素人?)作家さん
を見かけることがあるけど、、ほんとまったくわかってなぁ〜と思います。。
まぁただ、もしその50〜70%が割にあわないと思うなら、
一生、レンタルで個展をやってくしかありません。。そういうことに
つきます。。
ちなみに、この招待展でも、それなりの数字が出せれなくては、
もう「招待展」というお声自体もかからなくなります。これもまた必然。。
日曜画家とは違い、「プロ」として作家活動してゆく場合、
遊びではないので、あたりまえに厳しい数字の世界でもあります。

それと、よく「アート」は単なる商品でも売り物でもない、
芸術はもっと高尚な性質を持ったものだ、とかいう作家もおりますけれども、
音楽家でもなんでも「家」とつくものは、現実問題、それなりに自分の
作品によってお金を生み出せてゆく力がなくてはなりません。
前述のように活動費って、けっこうお金かかりますし。。
綺麗ごとや理想論だけでは、現実の競争の激しいこの世界で、
作家活動を維持してゆけません。。
(大事なことだと思うので、あえて文章量をつかってこまごまと
書かせてもらってます)。
また、絵を見てくれる側から、わぁ〜素敵ね、この絵!とか
口でいってもらえるのは、とても簡単なことです。
でも、身銭をつかって、数千円なり数万なり数十万なり、その作品の
ためにそれなりのお金を使ってまで、自分の部屋に飾って鑑賞していきたい
思ってもらえることこそ、本当の意味での最高の讃辞であり、
そして最大の評価といえます。。
たくさんの人に「素敵ね」といろいろ褒めてもらって、それで
ただ喜んでるだけでは作家として、そうそう成長していきません。
また、ほんとにいいと思っていなくても、励ましのためにそう言って
くれてる場合だってよくあるものです。作家はそのくらい
自分をある意味シビアにつきはなして客観的に見てゆけないといけないと・・
私はそんな風に思います。。

と、またもや長々と書いてきましたが、それなりに作家として結果を
出していくためには、こういう意識は大事なことと思うので、
今回はあまり具体的・直接的な話しができなかったけど、ご了承ください^^;
まぁ、めんどくさいこと、理屈っぽいことなどを書いて、下手に嫌われたり、
誤解されたくもないわけですけど(笑)、自分なりに、頑張ってる作家さん
のために真摯に書いてるつもりです。。(冗談を織り交ぜつつも。。笑)。
そこはわかってくださいね^^
自分だって、こんなこと書いてて、もし自分の個展でまったく売れなかったら
恥をかく訳で(笑)、そういうリスクしょって書いていますW

で、あれこれと作家活動をやってきて、なかなか結果がでないであるとか、
なんだか赤字ばっか、、、という場合、見直さなければいけない点がいろいろ
あるのでは・・と、文中にて触れましたが、
まず、直接的なことをいえば、なんと言っても「値段設定」の仕方が
大事になってくるでしょう。。
次の第3話では、「値段」のことにつくいてまず、いろんな角度から
論じでいきたいと思います。。

今日はちょっと精神論的なことも多かったけど、すみません(笑)。
ではまた〜^^

個展の成功の仕方(1)

まぁ、何を持って成功というのかわからんが(笑)、
画家とかギャラリーとか長年やってて、そりゃあもう、
いろんなスタイルの画家さんもみてきたし、
たくさんの数の個展も観てきたうえでのそれなりの所感はある。。

こんなタイトルの話しを書こうとしながら、じつは
あまり頭の中はきちんと整理できてなく(笑)、まぁとりとめのない
話しになるかわからんけど、なんとなく書いてみたくなったので
書きます(笑)。そのうち、ちゃんと話しをまとめて本のカタチにして
出すかもしれません^^

まず、画家や立体作品の美術家としての作家活動をしている人に
とって、ごく一部をのぞき、そうそう年に何回も個展できるもの
ではない。。せいぜい、1回とか2回という人が大半だ。。

まぁ、世界にごまんといる美術家やギャラリストのなかで
自分ごときがあれこれ言うのもおこがましい気はするが、
対象としては、これからの作家さんおよび、作家活動をして
いきたいなぁと思ってる人に、なんらかのアドバイスにでもなればって
感じで書き進めていきたいと思う。。

で、仮にですが、年に1回の個展をするとして、、
ただ1年間やみくもに絵だけ描いて、そんでもって、
どこかのレンタルギャラリーでも借りて、ポ〜ンとやったところで、
まず天才でもない限りそれなりの成功はのぞめない。。
レンタルで貸してくれるところは銀座でも青山でもいくらでもあるけど、
そして、それなりにいい立地や1階だっりすると、けっこう普通に、
搬入搬出入れて1週間20〜30万のとこなんてザラである。。
でもって、2〜30万売れるんかいな?というとそうそうそんなに
売れるもんではなく、多くの新人作家は赤字発表会となるわけです。。
まぁ、かりに5万6万で借りれるところでも・・
(あ、うちも、年に1〜2回だけ、たまたま空いてる期間を貸すことあるけど、
ちなみに搬入日いれて6日間、6万円です。安いなウチ♪(笑))
でも、それでも利益6万出すって、そんな簡単なことじゃないはず。。
とくに新人の方は。。
それなりに有名な作家さんであればいいけど、そうじゃない場合は
ほんとそんな感じ。。

で、いろんな人を見てきて、まず、簡単なところから話すと・・、
たとえば、年1回だけ、個展のみしてる人と、
個展以外の月は必ずグループ展なり公募展なり、デザフェスやGEISAIなり、
そんな感じで、あちこちで何らかのカタチで作品出してる人の
年1回の個展では、たいていその盛況ぶりが違う。。

グループ展でたとえば20人の作家が1点ずつ出すにしても、
1人あたりの、その作家さんの絵に興味ある人が3人ずつくるだけでも
期間中60人は来てくれるわけです。100人展で、作家1人あたり
1人お客さんきてくれるだけでも、100人の人には作品を見てもらえる
わけです。実際はもっと見てくれる。。
で、そういう一つの複数展で、いろんなお客さんがきて、
かりにそのとき別に買ったりしてもらえなくても、
自分の絵に興味持ってくれた人が1人2人いるとする。。
(これが1人なのか5人になるかはその人の実力にもよるのだろうけど)
年に5回、どこかでグループ展して、その都度そうやって自分の絵のファンを
作っていってる人が個展するのと、普段とくにたいして作品発表活動
してないけど、けっこう作品いっぱいできたから、個展でもやろうか・・では
その結果が違ってきて当然。。。

もし、年間7回グループ展に参加して、その都度、自分の絵のファンを
3〜4人増やせれば、それだけで自分の絵のファン20人は
個展に来てくれる可能性があるというか。。
ちなみに、よくあることなのだけど、ぶっちゃけでいけば、
グループ展のちょとした醍醐味でもあるのだけど、
Aさんという出品作家の紹介でAさんのを展示会に見きてくれたお客さんが、
そこでたまたまBさんという作家の作品を気に入って、Bさんのを買っていく
というのは、まぁそれなりによくある話し(笑)。
なんで、そういう複合力で、いろんなお客さんも来て、
新たな自分の作品のファンを増やしてゆけることもままあるわけです。。
そんときの売れた売れないの表面的な数字だけでアップダウンせず、かならず、
継続は力なりで、地道にやり続けてると、いい意味での
塵も積もれば山となるという日がくるわけです。。。

あと、それから告知活動だけど。。。
たとえば、いざ個展するとなって、そんときだけ、ブログやSNS
だけdmを載せても、まずあんまり効果はないでしょう。。
よほど、人気ブログ、人気SNSでもなければ。。
有名作家ならば、こぞっていろんなメディアが紹介や記事にして
くれるかもわからんけど、普通はそうじゃない。。
なので、日々、ネットでも、制作記やその他いろいろ、
多くの人とマメに繋がってる人と、
「人間関係なんて、煩わしい。。そんな時間あったら制作する。
絵描きは絵を描いていればいいのだ〜」と頭のかたい頑固オヤジみたいなこと
いってる人とでは、やはり盛況さが、たいていの場合、ぜんぜん違う。
もちろん、前者のほうがいろんな人見に来てくれるし、場合によっては
知人、友人、家族などとともに来てくれることだってある。。

まぁ、たくさん売れる売れないは別としても、
せっかくの年1度や2度の個展、その晴れ舞台が、閑古鳥泣いているよりも、
多くの人が見に来てくれるほうが、絵の描いてきてる甲斐があるというもの。
絵は見てくれる鑑賞者がいて成り立つ。。
誰もこなくていい、絵も見せなくていい、っていうんでは、
そもそも個展などやる必要がないし、自分の部屋にただ並べてるだけでじゅうぶんだ。。
やはりせっかくやる以上は、多くの人にみてもらってなんぼである。。

で、その個展のときにかぎらず、グループ展のときでも、
一生懸命、告知も頑張ってる人のほうが
たいてい売れるケースも多い。
そういうのをこれまでみてきて、
このネットでの告知活動もまったく馬鹿にできない。。
というか今は紙媒体より、ネットのほうがぜんぜん即戦力があったりする。。
それに、お客さんがたまたま気に入った絵が2枚かりにあったとして、
どちらの作品も同じくらいの価格帯で、
一つは水しらずの人の絵、一つはよく知ってる作家さんの絵なら
決まって、よく知ってる人の絵のほうが断然売れやすい。。
そういう点でも、普段から、制作もしながら、人との交流も活発にしてる人
のほうが、多くの場合、結果が出やすい。。

実際のところ、こうした結果に関しては、たんに絵のレベルだけで
100%その結果が比例していくわけではなく、
これまで述べてきたような様々な要因も必ず大きく影響してくるのである。。

・・・・と、調子こいて語ってたら、けっこうな文章量になってきたので、
ここらへんでやめておきます。。

また近いうち、気が向いたら、あれこれ書きます。。
ではまた・・・(続く)笑